開発ノートを設ける理由
リファレンスは「どう使うか」を調べるのに向いています。一方で、次のような背景までは十分に伝えられません。
- なぜ、この機能を追加したのか
- どのようなトレードオフを考えて、この設計を選んだのか
- 有望でも、まだ安定していない実験は何か
- プロジェクトとして、次に何を学びたいのか
そうした背景を伝えるため、ドキュメントに開発ノートを設けました。
開発ノートに書くこと
開発ノートは不定期に公開します。たとえば、次のような記事です。
- 1 週間のコンパイラ開発を振り返る記録
- 新しいクレートのアーキテクチャについての解説
- Musea、LSP、Vite 統合の設計メモ
- 特定のバージョンに結びつかなくても、共有する価値がある近況
リリースノートと分ける理由
リリースノートは、公開済みの変更を伝えるためのものです。何が変わり、利用者がどう対応すればよいかを明確にします。
開発ノートでは、機能を作った背景、ロードマップの方向性、設計を考える過程も扱います。継続して読むことで、プロジェクトへの理解が深まる記事を目指します。
どちらに書くか
迷ったときは、次のように使い分けます。
- 公開済みの変更を知らせるなら、リリースノート
- 考え方、開発の進捗、実験を伝えるなら、開発ノート